新聞って、死にそうな人が「死んだ」とか、けっこう不謹慎な内容まで、速報をするためにあらかじめ「予定稿」を作っておくこと、実はよくあります。
ちょうど昭和から平成になる時期だったりもして…おっと自粛自粛。
もちろん、それが間違ってもフライングで表に出ないような体制は充分すぎるほど整えてましたけどね。
ぼくがいたころは、競う相手が電波〜テレビとかラジオだったので、それでももちろん四苦八苦してましたけど、いまのようにウェブと競うのは、もう現実的には、速報性という面では「刷って運ぶ」という手段は太刀打ちしようのない時代になってきちゃってますよね。
ただそれとこれとはぜんぜん別の話。(メディアのスピードのお話も機会があれば語ってみたいのですが)
没にする予定稿も、表に出てしまえばはっきり「誤報」です。
これが芸能ニュースでなく、どなたかの訃報とかだったらと思うとゾッとします。
急ぎすぎるあまりに脇が甘くならないよう、自分の仕事におきかえても、じゅうぶん注意したいものですね。