1日は、「
ラヴ・レターズ〜2008 Christmas Special」、
奥寺 健さんと、
加藤紀子さんの稽古日でした。
ラヴ・レターズの稽古は、一回だけ。
でもその一回は、6時間ほどみっちりとやっていきます。
まず、この作品の翻訳もされた演出・青井陽治さんからのレクチャー。
作品の時代背景、そのときそのときの登場人物の年齢や意識、感情まで、ほんとうに細かく教えていただきます。
これだけで4時間近く。
そして、それをうけて実際の朗読。その後、あらためて青井さんのご意見を聞く〜という流れ。
おどろいたのは、演じるための“情報”をあれだけ事細かに与えてくださるのに、「こう読むように」というような、演じかたの“指示”はほとんどないのですね。
絶対に転ばない“杖”だけは渡してくれるけど、どの道を通るかの“地図”は役者に委ねる〜といったところでしょうか。
だからこそ、アンディーとメリッサ(主人公の二人です)は、読むかたによって、まったく違う印象になり、だけどそのどれもが魅力的な「ラヴ・レターズ」になるのでしょう。
本番での二人の朗読がますます楽しみに、そして、これからももっともっとたくさんのアンディーとメリッサに出会いたくなりました。
それにしても「ラヴ・レターズ」18年の歴史のなかで、あの熱いレクチャーを300組を超えるカップルに繰り返してきた青井さん、すごいです…