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「WBC不参加も?」とのことですが、ノーリスクでハイリターンを求めるのは無理があるかなぁ、と。

う~ん、難しい問題ですね。
この場合のリスクは、プレーヤーの怪我とかそういうことではなく大会の収支、まさに営業的な部分のことを言っています。
たぶん多くの日本人は、この選手会の決議に同調するんだろうけれど、大会のリスクを負っているのは米国なわけで、リスクを負っている者が、極めて高い成功報酬を得るというのもまた正論なわけです。



極端な話をすれば、アメリカ・韓国・日本がすべて予選で敗退し、まったく盛り上がらず大赤字に終わる大会になる可能性もあるわけですね。
日本がリターンを要求するなら、そのような結果になった場合には、報酬カットはおろか赤字補てんまで要求されるようなリスクを負うべきだという主張が、アメリカ側から出される可能性もあるわけで、そうなれば経済の論理からもアメリカが正しいということになるかと思います。

つまり日本が連れてきたスポンサー、日本が生んだ収入がいかに大きいかという主張をしても、アメリカ側は、日本がその収入を生み出せなかった場合のリスクも負って主催しているのだから、収益の大部分は自国が得るべきだという主張をするだろうし、それには勝てないように思うのです。

こういうとき「野球をやる日本人はNPBだけではない」という状況も不利ですね。
たぶんNPBとNPB選手会が不参加を表明すれば、松井選手がヤンキースの意向で参加を断念したときのようなことがないよう、MLBは全30球団に働きかけて、マイナーを含め各球団に所属する日本人選手でジャパンチームを結成させようとするだろうし、そのマネジメントをひきうける広告会社や運営会社はいくらでも見つかると思います。

補欠選手やスタッフの部分でいえば、独立リーグはもちろん、社会人やアマチュア野球からも協力を申し出る組織があるでしょう。
レギュラーの故障などよほどの事情がなければまったく試合には出られないほどの実力差があったとしても、彼らにはじゅうぶんな経験になるはずですし、何より彼らには現状の歩合でも喉から手が出るほど手に入れたい収入でもあるはずです。

決してまだプロ野球レベルのスターではない斉藤投手がオールスターの顔のように扱われてしまう現状をみると、そんなふうにMLBが総力を挙げて招集する日本人メジャーリーガーのドリームチームのほうが、観てみたい気もしてしまうのですが。

WBC不参加も 選手会が決議 条件改善を要求へ
産経新聞 7月22日(金)17時52分配信

 日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は22日、名古屋市内で臨時大会を開き、2013年に予定される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、参加条件が改善されない限り、出場を見送ると決議した。
 選手会がWBCの主催者に求めるのは、日本代表のスポンサー権やグッズの権利。8月に交渉を行う。選手会によると、前回09年大会では、日本のスポンサーから約9億円の収入があった。選手会は、スポンサー収入に占める日本代表関連の割合は半分以上はあるとみており、放送権料や入場料収入を含めた日本代表の貢献度は大きいと指摘。「(WBCを主催する)大リーグ側の利益独占はおかしい」と主張している。
 09年大会の収益は約1800万ドル(金額の確定した昨秋のレートで約15億円)。NPBへの分配は13%(2億円弱)で、大リーグ機構と大リーグ選手会は66%(約10億円)だったが、出場選手の大半が大リーグ所属のため、こちらの配分の変更は求めず、日本代表関連のスポンサー権などに絞って交渉する方針。
 新井会長は「今の不公平な条件のままでは、日本のプロ野球発展のためにならない。参加したくてもできないという意見で一致した」と述べた。
 WBCをめぐっては、12球団のオーナー会議が14日、主催者に対して収益配分の改善を求めていくことを決定していた。

by yukihiroxx | 2011-07-23 02:09 | 野球のこと | Comments(0)
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