人気ブログランキング | 話題のタグを見る

スウィート・チャリティを観たのですが

スウィート・チャリティを観たのですが_e0094804_1357410.jpg今日はル テアトル銀座に、ミュージカル スウィート・チャリティ を観にいってきました。

(10月4日追記) 
いろいろと気を使うところもあって、公演期間中は非公開設定にしていたのですが、本日の名古屋公演で全日程終了ということで、オープンしてしまうことにします。まぁ、なんとなく読んでやってください。





主演は玉置成実さん。
アルバム3枚、シングル12枚をリリースしている現役高校生シンガーですが、歌えること、踊れることと、演技できることはホントに違うんだなぁ、というのが正直な感想。
表現力は別にして、確実に歌は歌えてるわけですよ、譜面どおりには。でもって、踊りもそこそこ踊れてるわけで、振り付けのとおりに(たぶん)は。声もでてるし、まあ活舌もよい。
なのに、舞台上には赤毛のウィッグをつけた玉置成実しかいない、チャリティがどこにもいない…。

うれしいときも悲しいときも、楽しいときもヘコんだときも演技がぜんぶ一緒。
チャリティって、どんなにひどい目にあっても明るくふるまっている健気な娘なのか、ただのバカなのか、それすら彼女の演技からは伝わらない。

1万円もする公演で「がんばっている姿を見せる」では言い訳にはなりません。
彼女の主演でしかこの興業が成立しえない〜ほどチケットが売れていたとはいえない状況のようですし、逆に彼女の主演ありきで公演が企画されたのであれば、ニール・サイモンにもボブ・フォッシーにも失礼な話だなぁと思ってしまいます。

ニューヨークのダンスホールの猥雑な雰囲気がまったく伝わってこない美術や照明、エピソードを順に並べただけ〜のように感じてしまう平坦な演出ともあわせ、かなり残念な作品でした。
過去に上演された戸田恵子さん、島田歌穂さんバージョンで観たかったなぁ。


意外にも「良かった」という感想が多いなか、やはり「う〜ん」という感じだったかたもいらっしゃいました。以下、トラックバックさせていただきます。
きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ):「スウィート・チャリティ」
健全な夜のおたのしみを求めて:テレビ局先導のミュージカル
by yukihiroxx | 2006-09-15 23:59 | 演劇のこと(鑑賞作品)
<< 日本語って難しいんだよね 新チャンピオン誕生! >>