人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ヤンキースタジアムでサインをもらおう!

とある掲示板を見ていたら「ヤンキースタジアムに行くことになった、選手のサインもらえるかなぁ?」という書き込みをみかけました。
以前、年賀状にも書いたように、選手が自分のために立ち止まって書いてくれたサインって、とても想い出に残るものですよね。

ヤンキースタジムは、そのためにはちょっとハードルの高い球場なのですが、自分が知ってる限りのことを書き込んできました。
こちらにも同じ内容を残しておきますので、もしももしも「今年、松井や井川を観にいくのだ!」というかたがいらしたら、参考にしてください。



さて、サインについてです。
通常メジャーリーグは試合前のサインについては、球場も寛容で席種にかかわらず打撃練習終了までは内野スタンドに入れてくれるし、選手も積極的に応じる場合が多い・・・のですが、残年ながらヤンキースタジアムは、そのへんがとびぬけて難しい球場です。
以下、ちょっと否定的な記述が続きますが、最後にできるだけサインをもらえそうなかたちを提案しますので、我慢して読んでみてくださいね。

ヤンキースタジムの1階席は前の半分が「フィールド」、後ろ半分が「メイン」。2階が「ロッジ」で3階が「ティア」という名称です。
このうち、サインがもらいやすい内野席のダグアウト上のエリアには、練習時間であっても、その座席=フィールド・チャンピオンシップのチケットを持っていないと入れません。メインとフィールドの境目の通路に係員がいて、半券チェックをおこなっています。

フィールド・チャンピオンシップは通常は年間契約のみでの販売ですが、どういう経緯か、たまに前売や当日売に出てくることがあります。ただ定価で240ドル〜400ドルもする席なので「これを買う」というのはあまり考えないようにしましょう。
ただし、2階・3階のチケットでは練習時間を含め1階席には一切はいれません。これではサインももらいようがなくなってしまうので、チケットは「メイン・ボックス」「メイン・リザーブド」あたりを探しましょう。これなら1階席で、料金も50ドル〜63ドルです(チケットの買いかたはまたの機会に!)。

さて、同じ1階席でもダグアウト上には入れない「メイン」レベルのチケットをもったファンは、1階内野席のいちばん外野寄り「フィールドボックス」のエリアで選手を待つかたちになります。セクションでいうと、1塁ヤンキース側(奇数のセクション)が81番以降、3塁ビジター側(偶数のセクション)が82番以降です。
もちろんこのエリアもフェンスは人の腰くらいの低さで、ネットもかかっていないことと、ヤンキースタジアムの外野はファウルゾーンが極端に狭いこともあって、選手とは充分にコミュニケーションがとれます。

・・・ですが、ヤンキースの選手は他のチームに比べてサインに応じることがたいへん少ない気がします。まぁ超人気選手ばかりなので、いったんサインを始めるととてつもなくファンが集まってきてしまうので、仕方ない気もしますが。
それでもマリアノ・リベラ投手など、比較的サインに応じる選手が何人かはいますし、当日の先発以外、投手は外野エリアで柔軟体操などを中心に練習するので、このあたりの近くを通ることは多いはずです。

もうひとつ、問題は時間的なことです。
ヤンキースタジアムは通常、試合の2時間前に開門ですが、この時点でヤンキースのバッティング練習は残り30分くらい。これが終わってビジターのバッティング練習が始まると、ほとんどの選手はクラブハウスに下がってしまい、あまりグラウンドに姿をあらわしません。
再び現れるのは試合開始直前に短時間おこなうランニングのときですが、このタイミングでは(立ち入れない)ダグアウト付近で若干のサインに応じることはあっても、外野近くまで来てサインに応じることは極めて稀です。

更に、こればっかりは行ってみないとわからないのですが、雨上がりなどのグラウンド状態や、選手の疲労を見てバッティング練習をとりやめてしまうことも稀にあります。こうなると、試合直前までグラウンドは無人で、誰もでてこないのでサインをもらうことも物理的に不可能。
疲れのたまる夏場には、ナイターの次の日のデーゲームなんかは、練習をキャンセルにすることが多いようですね。


さぁ、以上をふまえて、できるだけサインに近付けそうな行動パターンです!
まずは、とにかく2時間前までにスタジアムに到着して開門と同時に入場します。
内野スタンドに入ったらまず1塁ダグアウト上をめざします。係員がチェックしわすれたり、しそこねたりして中通路より前に入れたら、決してそこから離れずに選手が通るのを待ってください。
もし止められてしまったときは、さからわずセクション81付近へ移動、そこで選手を待ちましょう。

バッティング練習が終わって、選手が引き上げてしまったら、一応そこまで〜と思いましょう。あとは、3塁側に移動してビジターチームの選手のサインを狙うか、レフトの客席にある「モニュメント・パーク」へ行って、歴代の名選手のレリーフを見る、お土産を買う、ホットドッグを食べる〜などして試合開始を待つほうが楽しいと思います。
あ、ただ、運良く係員の目を盗んで内野ダグアウト上に入れたときは、いったん出たらもう入れてもらえないので、そのままそこでず〜っと粘って、守備練習で再び選手が現れるのを待つほうがいいかもしれません。


ふぅ、長くなっちまいました。
選手が自分のために書いてくれたサイン、とてもよい想い出になりますよね。
ニューヨークへ訪れる皆さんに、記念の品が手に入るよう祈っています。
by yukihiroxx | 2007-03-31 02:28 | 野球のこと
<< マイ・フェア・レディ 稽古場へ... 15,000ヒット ありがとう... >>